「簿記のしくみ」とは何か

物事を2つの視点で考える

私たちの日常生活では、学校や会社、あるいは町内会など、さまざまな人間関係において、相手の立場になって物事を考えるということは、とても大切なことです。
相手の立場になって考えることによって、物事を自分勝手な思い込みや独善的な判断を回避することができるからです。
「自分はこういうふうに思っていたけれど、相手の立場になって考えれば、なるほど、自分が悪かった」と思えることも多々あるのではないでしょうか。
私たちは、どうしても自分の意見や考え方が正しいと思いがちですから、物事を相手の立場にたって考えるという、2つの視点で考えれば、バランスのとれたとても適切な考え方に近づくのではないでしょうか。

このような「1つの物事を2つの視点で考える」というのが、簿記の「しくみ」そのものなのです。

 

勘定科目とは何か

 

英単語と勘定科目

英語の勉強は「英単語」を覚えることからはじまります。
いくら主語や述語などの文法を覚えても、英単語そのものを知らなければ、英語をマスターすることはできません。
はじめて、英語を勉強した頃を思い出してみてください。地道に英単語を一つひとつ覚えたはずです。
この英語の勉強方法は、簿記を学ぶうえで、参考になります。

簿記で、英単語に相当するのが「勘定科目」です。
勘定科目とは「現金」や「借入金」のような「簿記の単語」のことです。
簿記はこの「勘定科目」を覚えることからはじまります。

勘定科目は、大きく5つのグループに分けられます。
「資産(しさん)」「負債(ふさい)」「純資産(じゅんしさん)」「収益(しゅうえき)」「費用(ひよう)」の5つです。

このうち、「資産」「負債」「純資産」の3つのグループは、貸借対照表の作成に必要な勘定科目です。
貸借対照表とは、会社の「財産」がわかる資料です。

また「収益」「費用」の2つのグループは、損益計算書の作成に必要な勘定科目です。
損益計算書とは、会社の「経営成績」がわかる資料です。

 

会社の財産とは何か