配当利回り」と投資リスク

 

株などへ投資し、配当金はいくらか、を知る計算に「配当利回り」があります。
配当利回りの計算式は、つぎのとおりです。

配当利回り(%)=配当金(円)÷ 投資金額(円)

 たとえば、投資額が1,000円あたり、配当金が10円なら、年1%の配当利回りとなります。
配当利回りは高いほど配当金が高いことになります。
さまざまな投資を考えるうえで、「配当利回り」は参考になる会計知識です。

最近は、預金の利率が、大変低くなっています。1%を切る低利率も珍しくありません。
このような低利率を考えると配当利回りが高い株式への投資が有利に思えてきます。
ただし、忘れてならないのは、株式というものは、投資したお金そのものが、会社の業績悪化や倒産などによって、大きく目減りすることがあります。つまり、配当金をもらえるどころか、元本そのものを失くしてしまうリスクがあるのです。
また、元本をまったく失くさないまでも株価の下落によって、購入価格から大きく資産価値を落とすこともあります。
株式投資は明日の資産価値がまったく読めないリスクの高い投資といえます。

一方、銀行への預金は、確かに利率は低いかもしれませんが、株式への投資と異なり、預金した金額そのものが資産価値を落とすことがありません。
また預金したお金も失うことがありません。
そういう意味では 銀行への預金は、堅実な投資といえるでしょう。
何事も他人より大きな利益を追求すれば、それなりのリスクが発生することを忘れてはなりません。

単利と複利について

投資を考える上で、元本につく利息が、単利なのか、それとも複利なのか、を知っておくことは大切です。
基本的な会計知識ですが、この機会に確認の意味を込めてみていきましょう。
単利とは、当初預け入れた元本に対してのみ利息が計算されるものです。
これに対して複利とは、2年目以降、当初預け入れた元本に利息を加えた金額に対して利息が計算されていくものです。
具体的イメージしてみていきましょう。

投稿者プロフィール

伊達敦
伊達敦
東京都武蔵野市。
決算書の見方、経営分析などマネジメントに知悉している商社勤務の実務家。
統括責任者として全国3000社を超える販売店及び代理店の経営実態の把握、
経営指標の分析に辣腕を発揮した。
また霞が関の中央官庁との交渉窓口も担当する。
独創的な決算書解説や経営分析理論は、海外でも高く評価され、著書は海外でも翻訳されている。
商業高校出身の為、簿記の基本を学び、大学で簿記理論を体系的にしっかり学んだ。
大学在学中は、会計学の大家、中村忠教授、飯野利夫教授から 指導を受けた貴重な経験を持つ。
おもな著書 「まだ若手社員といわれるうちに知っておきたい会社の数字」講談社刊
中小企業研修協会代表。ファイナンシャルプランナー。
欅坂46、櫻坂46の大ファン。DVDをすべて揃えている。推しメンは、関有美子。