会社の「総合力」を知る

野球やサッカーなどチームの総合力の評価は、攻撃力や守備力、さらに機動力など、さまざまな面から分析をするものです。
野球の場合、Aチームは、ホームランバッターが多く、打撃率がスバ抜けて高いが、内野手のエラーが多く守備力が弱い。
Bチームは、盗塁率が高く、機動力に優れているが、長打力がなく、打撃率が悪い、など。
つまり、一つのチームを評価する場合は、多角的・複眼的にチェックし、最終的にチームの「総合力」を評価することになります。

 

総資本営業利益率とは何か

会社の評価も同じです。支払能力、収益力、効率性など会社をさまざまな面から評価し、最終的に「総合力」を評価します。
この「総合力」を判断するうえで、大きな判断材料になるのが、「総資本営業利益率」です。

総資本営業利益率の計算式は、つぎのとおりです。

総資本営業利益率(%)=(営業利益÷総資本)×100

総資本は、会社のすべての「財産」です。一方、営業利益は、会社の「本業で稼いだ利益」です。
つまり、総資本営業利益率によって、すべての財産をフルに活用して、本業でどれだけの利益を稼いだのか、が分かるのです。
このため、会社の総合力がわかる、もっとも適切な経営分析といわれます。
総資本営業利益率は、その数字が、大きいほどよいことになります。

投稿者プロフィール

伊達敦
伊達敦
東京都武蔵野市。
決算書の見方、経営分析などマネジメントに知悉している商社勤務の実務家。
統括責任者として全国3000社を超える販売店及び代理店の経営実態の把握、
経営指標の分析に辣腕を発揮した。
また霞が関の中央官庁との交渉窓口も担当する。
独創的な決算書解説や経営分析理論は、海外でも高く評価され、著書は海外でも翻訳されている。
商業高校出身の為、簿記の基本を学び、大学で簿記理論を体系的にしっかり学んだ。
大学在学中は、会計学の大家、中村忠教授、飯野利夫教授から 指導を受けた貴重な経験を持つ。
おもな著書 「まだ若手社員といわれるうちに知っておきたい会社の数字」講談社刊
中小企業研修協会代表。ファイナンシャルプランナー。
欅坂46、櫻坂46の大ファン。DVDをすべて揃えている。推しメンは、関有美子。